モケの裏日記 借金返済の日々とエロにハマる日々

45 既婚 子持ち。20代から風俗、パパ活、ソシャゲ(エロ系)にハマり、気付けば40代、200万以上の借金を抱えていました。2019年1月返済計画を立てて、借金減少に向けて動きだしたものの、まだエロ熱は冷めず…そんな借金と欲求の中で葛藤する日々を綴ります。よろしくお願いしますm(._.)m

パパ活模様 Nさんの場合①

こんにちは!

借金返済の日々を送るモケ45歳です。

前回は、初めてのパパ活についてお話しました。今回も初期に会って印象に残った女の子の話をしようと思います。

 

Nさん、当時18歳、出逢ったのは4月、高校を卒業してすぐでした。専門学校生と聞いて会いましたが、フリーターだった気がします。掲示板には「宮崎あおいに似てると言われます」この手のアピールは信用していないのですが、彼女はよく似ていました。目がクリクリして可愛らしいルックス。逆に服装は大人びていて、革ジャンやGジャンをうまく着こなすカッコ良い感じでした。

 

彼女との待ち合わせは恵比寿、駅ビルの中のatre(アトレ)の入り口で待ち合わせして、近くの喫茶店で話をしました。Mさんの時は「キレイ!」でしたが、Nさんは「カワイイ!」でした。私が初めて会った相手ということで向こうも辿々しい・・・しかしその初々しさに私は惹かれました。この時は私の仕事の都合で30分のお茶だけで終了。次回はちゃんとした晩御飯で会おう!ってことになりました。

 

そして、晩御飯の当日。やはり場所は恵比寿になりました。私のパパ活は恵比寿が一番多くなります。やはりお洒落なお店が多く、女の子も喜んでくれるからなのですが、一番の理由は「定番のお店」ができたことです。このお店には50回以上は行き、20人以上の女の子を連れて行きました。(もう店の人には気付かれていると思いますが平気です♪)よく使うので、この店は「例のあの店」と呼ぶことにします。

 

「例のあの店」は、Nさんとの初めての晩御飯デートで見つけました。私は地方からの出張者、Nさんは横浜人、お互いに恵比寿のことはほとんど知らなかったため、このデートの最初のミッションは、ご飯を食べるお店探しから始まりました。20分ぐらいウロウロと歩き回った末に1軒の怪しいお店を見つけました。お店は地下にあり、あからさまにオシャレで、上級者以外を寄せ付けない雰囲気を漂わせていました。

 

田舎者と小娘、2人の想いは一緒だったと思います。(入りたいけど・・・ちょっとレベル高そう・・・でも興味ある)。私は彼女を見て言いました「どうする、ここ入ってみる?」「はい!行きたいです!」

 

中に入るとさらにオシャレ!外観からでは想像できないような世界が広がっていました。薄暗い照明とキラキラとしたテーブルやインテリア、ソファでゆっくりとくつろげそうな席もありました。「これはヤバい、東京ってスゲー!」思わず2人でつぶやきました。この店の雰囲気が一気に距離を近づけてくれた気がします。ちなみに私はお洒落レストラン探しがほぼ趣味化しています。お洒落なお店には人と人との関係を変える力があると思います。(あ、上野の大統領とか、浅草のホッピー通りなんかも良い雰囲気で、私のお洒落の範疇に入ってますw)

 

その日の会話は異常に盛り上がりました。理由は趣味が合ったことです。そのお店には映画のポスターがベタベタ貼ってありました。新しい映画ではなく海外の古い映画のポスター。そのひとつが「トレインスポッティング」でした。ちょうど25年ほど前、私が大学生の頃に一部で流行ったイギリス映画です。 薬物に染まっていく青年の葛藤と成長を描いた映画で、どこか暗いイメージのハリウッド映画とは真逆な感じの作品です。当時も大きな映画館ではなく、いわゆるミニシアターだけで上映されていました。私と彼女の年齢差は17、8歳、普通であれば彼女が知っているわけはありません。

 

しかし、彼女はその当時のミニシアター系の映画をよく知っていました。クエンティンタランティーノパルプフィクション、レザボアドッグス、ウォン・カーウァイ恋する惑星ブエノスアイレス・・・私の同年代でもほとんど知らない映画をこんな若い子と話せるなんて!おそらく向こうもそう思ったに違いありません。音楽の好みも合い、あっという間に時間が過ぎました。ただ、もし上記の映画を知っている方がいるなら分かると思いますが・・・どれも暗い雰囲気の映画です。薄暗く内向的で自分の心と語り合うような、そして最終的に答えが見つからないような・・・

 

私は大学時代、引きこもりでした。学校に行かずにゲームをして、そして片っ端から映画を見て、酒を飲んでいました。唯一の外出がミニシアターだったかもしれません。Nさんも毎日のように映画を見ている子でした。おそらく私たちはお互いの中に似たものを見つけてしまったように感じます。

 

彼女はいつも映画を見ていました。ある日もツタヤでどっさり借りた映画を持って待ち合わせに現れました。彼女の持っているDVDの山を見て、店員さんが「すごい数のDVDですね、これ全部見れるんですか???」と聞いてきたこともありました。例のあの店のスタッフさんでした。

 

彼女はけっして幸せな家庭環境ではありませんでした。親は離婚していないものの別居。DV的なものはなかったという認識ですが、父親も母親も好きなことをして勝手に生きているような感じで、彼女は親から放って置かれて育ったようです。ただ、両親ともに美術センスがあったようで(例えば母親は雑貨屋、カフェを経営)、本人もそのセンスを完全に受け継いでいました。彼女は自分の部屋を真っ赤なペンキで塗り、自分好みにコーディネイトするような子でした。部屋の写真を見せてもらったり、その他にも彼女の作った作品や、集めた海外のポスターを見せてもらいましたが・・・一言で言えば、センスが飛び抜けていました。

(ちなみに私はインテリア、デザイン系の仕事をしてますので、その辺りは敏感です)

 

何か問題のある環境で育った人は、ある種の能力が秀でるといいますが、まさに彼女にはそれを感じました。そして彼女の夢は映画を作ること。「何とか彼女の人生を応援したい」そう思いました。

 

彼女とは「例のあの店」を中心に月に2回ぐらい、半年ぐらい会いました。彼女とは食事だけではなく、都内の雑貨屋を巡りや、表参道、代官山などセンスの良い場所をグルグルと歩き回ったりもしました。

 

 すごく楽しい日々でした。

 

しかし、彼女は気まぐれなところがありました。メールの返信が遅かったり、当日に予定変更があったり・・・

 

そしてある日・・・連絡は途絶えました。

何回メールを送っても返ってこない。

いつか終わりはやってくるんだな。

でもこの子とはもっと長く会っていたかったな・・・

正直かなり落ち込みました、今回は彼女の心に少しは触れられたと思っていたので・・・

 

つづく