モケのこと② 〜モノクロからフルカラーへ〜
こんにちは!
借金返済の日々を送るモケ45歳です。
前回は私のくらい青春時代をジメジメ描いてみました。今回は後半戦です。どうなる、私?
引きこもってエロゲーにハマる日々。大学1年目にして単位が足りず留年が決定。5年目には2留が決定。3年くらいになると、たまに授業に出ても周りは全て1,2年という状態に。一緒に入学した同級生はどんどん先に進んで卒論、就活と順調に人生のステージを駆け上がっていきました。そんな姿を横目で見つつ…モケはどうなっていくのか。
大学1年目〜4年目、私はそんな感じで過ごしました。しかし5年目の途中から少しずつ光が見えてきました。ポイントは3つ。
運動
私は自分なりに持病のことを調べ「てんかん」という病気にまで行き着いていました。それに病院も何軒か回りました。最初に行った病院ではMRI、脳波検査など一通りの検査をしたのですが、異常ナシ。「あなたは正常です」との診断。それでも私が食い下がると「これ以上言うと精神科を紹介することになりますよ」悔しくて涙が出ました。
私の病気のことを初めて認めてくれたのは…大学の保健室でした。「検査で異常が出ないこともあります。てんかんは色んなケースがあります。」ただそれだけのことで救われた気持ちになって、保健室で涙が止まりませんでした。保健室の先生の紹介である病院を受診しました。その病院で再度精密検査を行うことになりました。私の頭をよぎったのは最初の病院のこと。その時私が思ったのは…
何が何でも検査で異常を出さなければ!
明らかにおかしな発想ですが、当時は真剣。私は発作が出る悪いことを全てやりました。酒を飲み、タバコを吸い、徹夜でゲームをする。検査当日の朝、私は見事に発作状態になりました。検査も見事に不合格!脳波にはてんかん発作を示す波形がしっかり現れました。
先生の態度は豹変「こんな発作状態で帰すわけにはいかない!二度と発作が起きるようなことはしないで下さい!」って。そんなこと言われながら、私は嬉しくて仕方がありませんでした。そして処方してもらった薬で発作はピタリとなくなりました。ホントに嘘みたいに。
発作の治った私は、運動を始めます。正確には発作が治る前から体調を見ながらプールで泳いでいました。プールに行くと疲れる、疲れるから眠れる、眠れるから発作が起きない。私はてんかんの薬と共に、運動を元にした良いサイクルを手に入れました。プールに行く頻度は増え、週に3,4回は行ってたと思います。
そんなある日、プールにバイト募集の貼り紙が。プールの監視員のバイトです。私は泳げるし、これなら出来そうだと思い申し込みました。そしてプールバイト開始。私が唯一長続きしたバイトです。プールのバイト仲間はアスリートが集まっていました。元甲子園球児、陸上のインターハイチャンピオン、水泳のインターハイ出場者、中には自転車でオリンピックを目指す人もいました。
みんな歳下でしたが、私は彼らといることで運動にハマっていきました。特に水泳と自転車。コーチは現役バリバリの選手達ですから、容赦ない練習を課してきます(笑)一年もしないうちに私の身体は引き締まり…「脱いだらすごい」という妙な自信までついてきました。いまもそうですが、体型はともかく大量には自信が持てるようになりました。
その頃私はひとりのアイドルを崇めていました。それは広末涼子、同年代の人なら分かると思いますが、当時はカリスマ的な人気だったと思います。私もその1人で、広末が出ている雑誌は全て買い、販促用のグッズも手当たり次第に集めていました。立派なアイドルオタクです。
最初、そのことは誰にも話していませんでした。バレるとバカにされると思ってましたから。でもある時、バイト仲間に少し話をしたんです。そしたらバカにするどころか、その話を楽しんでくれたんです。私は徐々に広末オタクを告白する相手を増やしていきました。みんな楽しんでくれて、そのうちモケ=広末という認識になりました。バカにしているのではなく、「広末が好きなモケ」をしっかり認めて受け入れてくれてる。私に仲間ができた瞬間でした。
ずっと暗い青春を過ごしてきたのに、たった1年で周りの景色が180度変わりました。
私には、自信と、仲間と、好きなこと(広末)が出来ました。
私はこの時のイメージを「モノクロだった世界がカラーになった」表現しています。
その後、私には初めての彼女が出来ます。24歳の時です。その直後にはヨーロッパに1ヶ月間放浪の旅に出ます。
普通の人が楽しく過ごしてきた10代〜20代前半の楽しい記憶が私にはありません。私にはその10年分の穴が穴がポッカリと空いています。失われた青春を取り戻せ!
私は今も青春真っ只中にいるんだと思います。
ちなみに、将来の夢はトライアスロンに挑戦することです(笑)
長文読んでいただきありがとうございます!
次回は青春のパパ活いきますよ!